慌ただしかった正月が終わった。
孫にねだられてビデオショップに行ったついでに、私が手に取ったのが「オーケストラ！」だ、久々にMusicドラマを見よう。
孫たちは居間で勝手に見ているが、私は部屋で一人ＰＣで開いた・・・

▽▽　ロシアのボリショイ交響楽団で劇場清掃員として働く30年前の天才指揮者アンドレイ、共産党政権のユダヤ排除命に逆らって以来、今はどん底の生活だが情熱は少しも失っていない。チャンスが到来する、危うい賭けだ、かつてのユダヤ楽団仲間たちを訪ね、ニセのオーケストラを結成し、夢のパリ公演へと向かう・・・。

ソリストに指名したフランスの美人バイオリニストのアンヌマリーは、実は、当時皆のマドンナ的存在ユダヤ人天才バイオリニスト・レアの忘れ形見なのだが、このことは本人にも知らされていない・・・。

演奏の前夜、アンドレイとアンヌマリーは会食するが、アンドレイのレアたちとの協奏曲演奏の思いはあまりにも強烈で、アンヌマリーは回顧のために指名されたと誤解し、「私はレアじゃない、無理です」と共演を断わった・・・、これを知った団員サーシャはアンヌマリーを訪ねて共演を頼むも断られるが、別れ際の「演奏することで、きっとご両親の温もりを感じられるだろう」と謎の言葉を残して去るのだが・・・、アンヌマリーは出生の真実に向き合うことになる・・・。

一方、楽団員たちは皆貧しいユダヤ人だ、演奏の準備などそっちのけでパリの街でお金を稼せぐなどハラハラさせられるが、仲間からの携帯「レアのために戻れ」で我にかえる。

いよいよ演奏が始まる。
団員の演奏は30年ぶりでリハーサルも無しだから、出だしはバラバラでひどいものだったが、アンヌマリーのソロで皆の心に火がつきはじめ、アンヌマリーの音色がレアのものと重なるにつれて、「チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲」のハーモニーは次第に羽ばたいていく・・・。

あぁ、これ以上は・・・書けません、また涙が溢れます・・・、

こんなに感動した映画は、実に久しぶりだ！

ぜひ、ご覧ください、泣けます、なんど見ても胸がつまります・・・。


●映画『オーケストラ！』の公式サイトは、
　http://orchestra.gaga.ne.jp/
●大筋が載ってるblogがあった
　我想一個人映画美的女人blog
　http://blog.goo.ne.jp/some-like-it-hot/e/da887ecf05c289cd42a440bd9b70256e